寒い冬の朝などのフロントガラスについた霜を効率的に除去する方法。
1.ぬるま湯を使う方法
手順
約30℃〜40℃程度のぬるま湯を用意します。お湯は熱すぎないように注意しましょう。
ゆっくりとフロントガラスにぬるま湯を注ぎます。
氷が溶け始めたら、ガラス用のスクレーパーやゴムヘラで氷をすばやく取り除きます。
注意点
熱いお湯を使うと、ガラスが割れる危険性があるため、必ずぬるま湯にします。
短時間で溶けますが、外気温が非常に低い場合、再び凍る可能性があるので手早く作業するのがポイントです。
2.市販の解氷スプレーを使用する方法
手順
解氷スプレーを凍ったガラスに均等にスプレーします。スプレーはホームセンターやカー用品店で購入できます。
スプレー後、約1〜2分ほど待つと、氷が溶け始めます。
溶けた氷をスクレーパーやヘラで除去してください。
利点
解氷スプレーには防凍成分が含まれており、再凍結を防ぐ効果も期待できます。
忙しい朝でもすぐに効果があるため、短時間での対応が可能です。
3.自家製解氷スプレーを作る方法
材料
水 … 2カップ
アルコール(焼酎や消毒用エタノール) … 1カップ
手順
水とアルコールをスプレーボトルに入れ、よく混ぜます。
凍ったフロントガラスにこのスプレーを均等に吹きかけます。
約1〜2分待ち、氷が溶けたらスクレーパーやヘラで氷を削ります。
利点
アルコールは揮発性が高く、氷を溶かすとともに再凍結しにくくします。
自宅にある材料で簡単に作れるため、特に頻繁にガラスが凍る地域では便利です。
注意点
エタノールは強いので、手荒れ防止のために手袋を使用すると良いでしょう。
4.車のエンジンと暖房(デフロスター)を使用する方法
手順
車のエンジンをかけ、車内の暖房を「デフロスター」(ガラス曇り取り)モードに設定します。
温度を高めに設定し、風がフロントガラスに当たるようにします。
外から見て氷が溶け始めたら、スクレーパーやヘラを使って表面の氷を除去します。
利点
内側からガラスが温まることで、外側の氷が溶けやすくなります。
フロントガラスの曇りも同時に取り除けるため、視界がクリアになり安全です。
注意点
冬場はアイドリング時間が長くなりがちですが、地域によってはアイドリング規制があるため、短時間で行いましょう。
5.予防策としてガラスカバーや布を使用する
手順
夜間駐車する前に、フロントガラスに専用のガラスカバーや防寒布、または古いシーツなどをかけます。
朝になったらカバーを外すだけで、氷の付着を防げます。
利点
カバーをかけるだけで凍結防止ができ、朝の手間が省けます。
冷え込みが厳しい日にも効果が高く、環境にも優しい方法です。
注意点
布の端が車の中に挟まれないように注意しましょう。また、風で飛ばされないように工夫が必要です。
その他のアドバイス
除去には必ずプラスチック製のスクレーパーを使用し、金属製のものはガラスを傷つける可能性があるため避けましょう。
長期的な対策として、ワイパー液も冬用の凍結防止剤を使うと、窓が凍りにくくなります。
これらの方法を組み合わせて使用すると、寒い朝でも効率的にフロントガラスの凍結を取り除くことができます。