レンタカーを利用する際には、幾つか押さえておきたい注意事項があります。レンタカーに乗る前、利用中、返却時、どのような事に注意が必要なのでしょうか?ここでは、レンタカーを借りる前に押さえておきたい注意事項についてお届けします。レンタカーを借りる際の参考に役立てましょう。
持参する必須アイテムについて
●免許証
法律において、車を運転する際には運転免許証の携帯が必須です。なので、レンタカーを借りる場合にも運転免許証は必要です。免許証を忘れると、レンタカー予約をしていても100%利用できません。たとえば、夫婦2人で交代に運転する場合、運転する全員の運転免許証提示が必要になります。レンタカー会社では、免許証のコピーを取りますので、免許証を提示しない方が運転した場合、保険が下りない、事故で高額負担となるなどの可能性があるので、注意しましょう。また、免許取得後1年未満の方は、初心者マークをレンタカーに付けることが必須です。無料貸し出ししていますが、在庫切れの場合も考えられますので、初心者マークは持参したほうが無難です。あと、レンタカーを借りる際には、携帯番号を聞かれるので、自分の携帯番号が分かるようにしておきましょう。
●クレジットカード
レンタカー料金は、現金でも受け付けていますが、先払いが多く、最近はクレジットカードでの支払いが多くなっています。これは、クレジットカードの所有者というのは、ある程度の信用性や身元が明確であることの判断になるからです。借り逃げや損害発生時に、クレジットカードを通じて費用請求が可能であるという考え方から、そのような支払い方法を取っている所は多いので、クレジットも持参しましょう。
●ETC
最近のレンタカーには、ETC装置が装備されている場合が多いです。稀に、オプションでETCを付けてもらう場合もあるので、レンタカーを予約する際に確認しましょう。ETC装置が装備されていれば、自分のETCカードを持参して利用できるので便利です。レンタカー返却の際に、カードの抜き忘れにご注意下さい。
免責補償制度について
免責補償制度というのは、万が一の事故に備えて、レンタカーを利用する方の自己負担となる車両免責額・対物免責額を補償する制度になります。対人や対物などへの損害には保険適用ですが、保険適用内の場合であっても、一定額までは利用者負担金額が発生します。このお金を免除できる任意加入制度が免責補償制度です。1日あたり約1000円~2000円程度の免責補償費用を支払うことで、免責額をレンタカー会社が補償します。免責補償制度は、レンタカー予約時、或いは、出発時に申し込み可能です。免許取得1年未満、21歳未満、国際免許証運転の方は、免責補償制度に加入できないこともあり注意しましょう。
ノンオペレーションチャージについて
ノンオペレーションチャージというのは、レンタカーで事故や盗難被害などが発生して、車両修理・清掃が必要な際に請求される休業補償になります。修理期間中は、レンタカーを貸出せないので、利用者はレンタカー会社へ営業損失分を支払います。レンタカーで自走して営業所へ返却できる場合は2万円、レッカー移動が必要な場合は5万円、支払うことになっています。こうした万が一に備えて、利用者が負担するお金が免除されるのがこの制度です。レンタカー料金に追加金額を支払うことで、ノンオペレーションチャージに加入することができます。
貸出し時間超過について
レンタカーの貸出し時間超過の場合、まずはレンタカー会社へ連絡して下さい。超過時間分の料金は、時間制と日泊制で計算方法が異なるので、事前に確認して把握しておきましょう。貸出し時間の無断超過になると警察に通報される場合もあるので、注意して下さい。また、レンタカー営業所の閉店時間の都合で、当日返却ができず翌日分の貸出料金が発生する場合もあります。また、天候や道路の混雑状況にでも、貸出し時間をオーバーしてしまうこともあります。なので、レンタカー予約では、返却時間にも余裕を持ったプランがおすすめです。
ペット同乗について
ペット同乗の可否は、選択可能な車種や条件がある場合があり、事前確認が必要になります。また、ペット同乗が可能な車も、必ずゲージにいれるなど決まりもあるので確認しましょう。なお、車内の汚れやシート破損で修理や清掃が必要な場合、ノンオペレーションチャージが発生することもあります。
事故や盗難について
事故や盗難などの被害では、身の安全と負傷者救護が最優先であり、警察とレンタカー会社に連絡が必要です。レンタカー会社では、万が一に備えて免責補償制度を用意しています。対人、対物、レンタカー車両などは損害保険適用内なので、免責補償制度に加入することで利用者負担の免責額も免除されます。また、車両の修理や清掃が必要な場合も、ノンオペレーションチャージ加入であれば自己負担額は免除されます。但し、警察に届けていない、無免許や飲酒での事故など、レンタカー会社の規定事項に違反している合は、保険や免責補償制度の適用外で、全額自己負担となります。
まとめ
ここでは、レンタカーを借りる前に押さえておきたい注意事項についてお届けしてきましたが、いかがでしたか?レンタカーを借りる際には、事前に借り方を知っておくと安心ですここでの注意点に気をつけて、気持ち良く安全にレンタカーを利用しましょう。